当訓練所の方針

当訓練所では犬を叱ることはしません。
また、べた褒めすることもありません。
犬は当然ながら人とは違います。本能・習性・権勢本能など人とは違ったものを持っています。
それは、どんなに小さく愛らしい小型犬でも、元を辿れば遠いところにはオオカミの血が流れていると言う事。
一頭一頭違う性格を持っていますが、本能・習性は同じです。躾をする際には、そんな本能・習性を理解した上で訓練をしていきます。
その中でも一番ややこしいのが権勢本能（誰よりも上に立とうとすること）です。それは決して叱ったからと言って治るわけではありません。
その子の性格を知った上で「人が犬の上に立つもの」ということを教えていきます。そして何よりその子自身を大切にします。

犬は大切にされているということを感じ取ってくれます。この「大切にする」と言う思いが犬を褒めるという事です。
やたらと撫でまくったりすることは、犬に取っては同順位のレベルです。
大切にすることは言葉で的確に表すこともできませんが、常にその子を知ろうとし、体調など体のケアはもちろんの事、常にその子を思ってあげることだと考え、私たちは訓練をしています。